僕が一番最初に買ってもらった漫画の最終巻に、
「『優しさ』って強さを、お前から教わったんだ。」
っていうセリフがあったんですよ。
でもね、これまで生きてきてずっと引っかかっていたんです。
現実的には優しい人ほど損をするって感じてきました。
僕は小さい頃から優しいせいで、損することも我慢することも多かったですから、むしろ「優しさは弱さ」だと思って生きてきました。
そう思いながら生きていると、思想も行動もだんだんと変わってきます。
もちろん誰かを傷付けるようになったわけではありませんが、前よりも人に冷たくなっていくんですね。
今、僕の人生の中で優しさという値が最低値になって初めて気付きました。
「いつの間にか、僕って優しくなくなってた。」
ってことを。
優しくなくなると何が起こるか?
まず「余裕」がなくなりますね。
そうなると些細なことでカリカリ、イライラするようになるんですね。
そうなると心の中で他人も責めるし、自分のことも責める。
どんどん矮小な人間になっていくんですね。
そのことに優しさが尽きたことで気付けました。
このままいってたら結構危ないところまでいってたかもしれませんね。
運が良かったですね…。
優しさっていうのは、
従者が奉仕するような行為ではなく、
主人が施しをするようなイメージですよ、きっと。
へりくだって我慢して優しくするのは、受動的。
自分を傷付けてしまう悪い意味でのギバー。
「自分がそうある(そうありたい)から。」で行う行為が正しい優しさですよね。
本来優しさとは能動的で自発的に起こすものじゃないかと思いました。
なので、これからは。
優しくあること。
おおらかであること。
これらを意識して生きていきたいと思ってます。
どうぞ、よろしく。