練習帰りとか遅い時間に帰ると、ホームに人が多くてゴチャゴチャしてるんです。
コロナもあるし、そもそも人が多いところは息苦しくてイライラしちゃうから、できるだけ密は避けたいんですよ。
なので電車からホームに降りたら、ひとまずベンチに座るんです。
そうやって人が減るのを待ってから、ガラガラのエスカレーターを独り占めしながら帰っています。
昨日、そんな感じで誰も乗ってないエスカレーターを登っていたら、その降り口にPASMOが裏返しになって落ちてました。
持ち主が今まさに探して戻ってくるようだったら駅員さんに届けたら迷惑になるだろうか…?
なんて考えが浮かんできたので拾おうかどうか悩みましたが、拾うことにしました。
そして近くの駅員さんにその落し物PASMOを届けました。
そのPASMOは定期券にもなっていて名前も書いてあったので、そのうち無事に持ち主の元へと戻っていくことでしょう。
それで。
駅員さんにPASMOを渡したとき、なんか変なことを聞かれたんですよ…。
僕は「持ち主困ってるだろうし」と思って善意で届けたわけです。
なのでPASMOを渡したら駅員さんから「届けてくれてありがとうございました。」と言われるもんだと思ってました。
そしたら駅員さんが「〇〇はいいですか?」って言ってきて、それがあまりにも予想外だったので言葉を認識できませんでした💦
「えっ?何ですか?」と聞き返す僕。
「権利の証明は大丈夫ですか?」と駅員さん。
僕の頭の中には「???」が並んでいましたが、意味もわからず「いいです。大丈夫です。」と返答しました。
今考えると、財布を拾った人が何割かもらえるとか、持ち主不明のままだともらえるみたいなことだったんでしょうか…?
そんなことを駅員さんが第一声で言うなんて…。
後々クレームつけてくる人もいるのかどうか、もしかしたらそう言うようにマニュアルがあるのかもしれません。
しかし、なんか悲しいですよ。
僕は100%善意で行った行為なのに、そんなこと聞かれるなんて。
世の中の人の心は、そんなにも狭くなったのか、と。
人の為に何かする気持ちを忘れて、自分の権利ばかり主張する人が増えてしまったのか、と。
まあ。
そういう変化を批判する気はありません。
そういう価値観の人がいてもいいと思います。
そういう価値観でいることが、その人なりの人生を生きる上での最善の手だったのでしょう。
あなたはあなた。
僕は僕。
僕は希薄な人間関係で終わらないように心がけることにします…。