これは前回の続編です。
過激な文体になってしまいボツとなる予定でしたが、2週間の時を経て復活したのが前回の記事です。
で、簡単に要約された解説を見た名著というのが『ツァラトゥストラかく語りき』というニーチェが書いた本です。
ニーチェは世界史とかの授業で習いましたけど、神は死んだとかニヒリズムとか…、世の中を懐疑的に見てるだけで「何この人?こじらせてんじゃん💧」みたいに思っていました。
最終的には精神がおかしくなって亡くなった人くらいの認識で興味がありませんでした。
あまりに常人には理解できないせいでネタにされるような人ですし…。
「神は死んだ。と言うのがニーチェ」
「親は死なない。というのがニート」
これ、うまいギャグですよね💦
それはさておき。
このツァラトゥストラというのは主人公の名前で、ニーチェ自身の分身として書かれたようです。
産業革命の技術革新や科学の発達により、神が人間を作ったということに信ぴょう性がなくなっているのに、あなた方はまだ神を信じるのか?みたいなことが書かれているようです。
僕は「スマホに殺された人類」と書きましたが、ニーチェは殺されたのは人間ではなく神だと言ったんですね!
しかも何百年前に…💧
やっぱり天才だったんだなって。
この本の中に、「末人」という造語が出てきます。
これは人間があるべき姿を「超人」と表したのに対して、なってはいけない姿を「末人」と名付けたということです。
で。
Wikipediaによると、末人とは
「互いが摩擦を起こさないように、ゆっくりと歩むようになる。
彼らは貧しい訳でも、富んでいるわけでもなくこれらはいずれも煩わしいものであるとされる。
人々がこのようになるのならば、誰かを統治しようと誰も思わなくなるし、他者に服従しようとも誰も思わなくなる。
人々がこのようになれば社会には牧人はいなくなり誰もが平等であり、誰もが平等を望む社会ということでもある。
末人の生き方というのは、ひたすら安楽を求めるということである。
社会においての最高価値が信じられなくなりニヒリズムが広がってきたならば、人々は頑張らなくなり創造性を欠いた安楽を求める人間ばかりになるということであり、このような状態となった人間というのが末人ということである。」
とのことです。
いや。
まさに僕が感じたことを、僕の想定以上に書き記されてる!!
本当に天才だったんだなぁ…。
そうか。
スマホに殺されたのは人間ではなく、信仰とか信念とか、人間としてあるべき姿だったということか。
僕もバッチリ殺されてたな…笑
それにしても要約解説ってありがたいですね。
この本なんかも興味あっても超大作すぎて読む気起きませんから。
でも、内容は知りたい。
そんなときにかい摘んで知れるのは助かりますよ。
ありがとう、ニーチェ。(?)