けんぴいダンス

社交ダンスホールPlace×Place(プレイスプレイス)in鶴間の紹介ブログ

能ある鷹は爪を隠す

 

恐怖とか、拒絶ではなかったな。と。

確かに両方ともそういう要素は少しはあったんだけど、核心ではなかったというか。

 

僕は元々、人から下に見られるように立ち回ってた。20代前半までは強く出ていたね。

最初にハードル下げておくことで、そこから評価は上がるしかないから。

そうすることで割と簡単に人の信用を勝ち取ることができてきたから。

その分、初対面の人や接点が少ない人には舐められる傾向にはあったけどね。

それでも僕の対人関係の傾向である「狭く深く」には相性が良い生存戦略であったことは確かだね。

 

しかしビジネス本とかたくさん読むうちに、ハロー効果とかハッタリ力みたいな考えに影響を受けすぎて、行動が知らず知らずのうちに変わってきてしまっていたんだなあ。

ホリエモン著『ハッタリの流儀』とか、未だに売らずに持ってるし。

 

でもやっぱり性格が違うというか、そもそも生態が違うというのか、取るべき戦略は人それぞれなわけ。

他の人にとってはそれが適正だとしても、僕には合わないことなんていっぱいあるんですよ。

ホリエモンのように司令型だったり、僕の憧れるスーパーコネクターみたいな人のマネしたところで上手くはいかないことの方が多い。

 

僕の生存戦略としてはやはり以前までの通りに、自分の能力を低く装うこと。

別に能力が高かろうが低かろうが関係なく、能力を低くみせる。

逆に言えば能力をひけらかさないということになるけど、厳密に言うなれば能力を低くみせるというのが正しいかな。

いつしか「能力の誇示」とか「優れたアピール」が増えていたけど、それってキャラに合わなければただの傲慢でしかないからね。

どんどん僕自身が傲慢になっていたことにふと気付く。どんどん自分を好きになれなくなるみたいな。

能力を低くみせることで他者を油断させ、その間に自分のやるべき事をゆっくりだろうがコツコツこなす。

その方が僕らしい。

他人の眼中に無い人物になれれば、嫉妬によって足を引っ張られることもないし、怪しい話も近づいてこないからね。

人の高評価を気にしなければもっと自分に集中できて、結果として成果が上がりやすいわけだし。

やっぱり下から捲っていく感覚は楽しいものだしね。

その結果として外界から隔絶されてしまうけど、別に望んで離れてるわけでもないということ。

 

簡単に言えば、能ある鷹は爪を隠す。

「斉」は、「才」も「財」も隠す。

そんなところかね。

これが現時点で最も有効な僕の生存戦略な気がするよ。